葉が落ちた並木だ。
以前、他のカメラで盛った葉っぱをPerkeo IIあたりで撮ったような記憶がある。年に一度くらい撮りたくなる風景だ。おもしろいかというとその場所を知らない人達にはどうだろう。このあたりは長門の数少ない文教地域で市への如何が取り沙汰されている県立劇場、一緒の建物の中の市の体育系の施設、市立図書館、長い滑り台などもある児童公園の大規模なものなどがある。この写真は珍しくウエストレベルファインダーで撮った。そのため、水平が甘い orz さらにこれはさほどでもないが、ほとんどのフィルムがコマ被りしている。現状、4、5回に1回くらいはコマ被りさせている気がする。
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僕は色々フィルムカメラで写真を撮っているけれど、何度か書いているように写真という成果がほしいのではなくて、フィルムカメラで撮るというプロセスの結果、たまたま写真がある、という感じなんじゃないかとふと思った。だから、トリミングとかはやらない。たとえば、昨日の写真だって、左側を削るだけでかなり印象の異なった強い写真になるとは思う。でも、僕にとっては、ある日、ある時、あるカメラ、あるレンズ、あるフィルムで撮ったということが大事なのだろう。だから、基本、トリミングはしない。
多くの人に印象を与えることよりも、自己満足の方が大切だということだろう。もちろん、褒められたりイイネがつけば嬉しいけれど、たとえやせ我慢だとわかっていてもそれを目的化したくはない。より良い写真を目指さないわけではないけれど、撮ったら基本的に撮りっぱなしで、撮るまでのプロセスに全振り的な感じだ。
そういったことを言い出せば、自分のために135フィルムもせめて撮った日付くらいは記録しておくべきだとは思うのだけれど、記憶力が弱い僕はめんどくさくてその場でないと無理なのでやってられない。
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PENTACON six TL, Biometar 80mm F2.8, f/8, 1/125sec., 2019/12/19 13:50, FUJIFILM PRO 160NS, 現像:桜カメラ |