モノクロ写真のような色味がおもしろくて紹介する。
なんだかんだで、5、6枚縦横や撮る方向をわずかに変えて撮ったが、この写真ともうちょっと地上がわかる写真が気に入ったかも。この写真は、深く沈んだ雲の色、太陽光が輝く雲、青海島のシルエット、わずかに見える電柱や市営住宅のコンクリート製のビルなどがおもしろく感じた。特に、雲のグラディエーションはなかなかグッとくる。明るい部分は雷とかではなくて、単純に夕日がこぼれていただけだと思う。何度も紹介しているが、中央やや下のラインは深川湾だ。
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何度か似たようなことを書いたことがあるが、写真を趣味とする前は、誰が撮っても写真なんて同じじゃんとか思っていたが、それが大間違いだということを自分で写真を1枚だけ毎日セレクトするという作業をずっと続けていると強く思うようになった。今日紹介した写真も、縦横、撮る部分を変えて5、6枚撮っているが、すでに最初のどこを撮るかで全然違ったものになっているし、さらに、露出、シャッター速度でまったく異なった写真になるのだと思う。さらに、トリミングや写真加工ソフトウェアを利用することで、まったく異なった世界になっていく。
僕は意図的に、写真は撮りっぱなし、トリミングも加工もしない、水平が狂っていても直さない、撮ったら現像所におまかせでやっているけれど、それでさえも、数多くの写真の中からどの写真を選ぶかだけでも印象はまったく異なってくる。もちろん、それは僕の嗜好というか、誰かに見せるためにではなく、自分が撮りたいから撮っているだけ、という嗜好の問題だ。基本的に、未発表写真の中で自分が今、一番気に入った写真を選ぶというスタンスだけでやっている。多少、似たような写真が続かないようにとかいった配慮は無意識にしているだろうけれど、基本的に何も考えずに、自分の好きな写真を選ぶだけだ。そして、それは、どういった順番で公開しているかだけでも異なってくる気がしてくる。
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午後から車で本屋に行く。羅門裕人のよろず艦隊購入後、360でコーヒーを飲みながら読んだりした。CONTAX TVSを持ち歩いたが、何かを撮ったりはしなかった。その後、夕方買い物のついでに散歩に出ようと思ったら、雨が降ってきたのであきらめてカッパを置いて車で買い物に出かけた。
CONTAX TVS, Carl Zeiss Vario Sonnar 28-56mm F3.5-6.5 T*, 2021/08/16, KODAK GOLD 200, 現像:桜カメラ |
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