2019/06/19

ARAX-60と近所の小道

団地の方へ降りていく小道である。

日常的には僕はあまり使わない。こちらからだと道はずっと結構急に下っている。せいぜい、板持駅へ徒歩で行く時に使うくらいだ。今は自転車か車での移動がほとんどなので、気まぐれな散歩で使うくらいだ。本来、枯れ葉とかは掃除するべきなのだろうけれど、秋にはどうせ山ほど降ることがわかっているので正直やる気がしない。小道自体は私道であるけれど、結構散歩とかで通る人はそこそこ多い。

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フィルムカメラを再び使いだして、まだ1年半くらいだ。まだ、だと書いたが、その間、メインの趣味となった。気がつけば、中古カメラは10数台購入し、フィルムも百本程度は撮ったろう。まあ、最近はPerkeo IIから始まった中判がメインになったので、撮る枚数自体は案外大したことがないかもしれないけれど。

僕はめんどくさがり屋なので、自分で現像したり、データ化したり、プリントする気はない。今後もおそらくないと思う。僕はなるべくカメラやレンズ、フィルム、現像所に頼りきって、自分好みの写真を撮りたいだけだ。

基本的に撮った写真はまったく加工しない。色調の変換はもちろん、トリミングさえしない。tiffデータの場合は、載せられない場合もあるのでさすがにjpegに変換したりするけれどもそれだけだ。水平をとるとかはもってのほか、コマ被りした写真もそのまま載せる。観ている人のことを考えたら、それくらいは最低の処理としてするべきだろうとは思うけれど、僕は誰かに見せるために写真を撮っているわけでも公開しているわけでもない。ただ、僕が撮りたいから撮っているだけのことだ。

もちろん、公開するからには、良い写真だと思っていただくのは嬉しいことだけれど、それは僕が観たい、そして好きな写真がいいなと思ってくれれば嬉しいな、程度のことだ。写真を加工しないのはとくにルールというわけではなく、単純に僕の好みではなくてやりたくないというだけのことである。

写真を加工したり、意図を加えていくことが当たり前の世界にいたせいで、逆に好みとしてそういったことをまったくしたいと思わなくなった。もちろん、それは単純に僕の嗜好でしかなくて、実際の写真のできとか目的とはまったく無関係なことだ。単純に、僕の技能不足という点も大きい。だけれど、僕は、ある種の加工は好みではないし、自分でもやりたくないと強く思う。他者の写真でも好みではないけれど、それは僕がどうこう言うべきことがらでもない。単純に僕が好みではないだけだ。

ARAX-60, ARSAT 80mm F2.8, FUJIFILM PRO160NS,  現像:桜カメラ

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