ああ、これが撮りたいと思った時に撮ることができるというのは天下一品。
それは、いつもMINOLTA TC-1を持ち歩いているからでもあり、また、すぐに取り出して撮ることができるということを経験則として知っているので、実際に取り出して撮るからでもある。大きめなカメラだったり、オートフォーカスでないとどうしても億劫になってしまうことがある。どうせ、取り出しても間に合わないなあ、という気分が、写真を撮ることをためらわせてしまう。
MINOLTA TC-1であれば、そんな心配はほぼない。何も持たないとしても衣服のポケットに突っ込んでおける大きさであり、気にならない重さだ。とりあえず、取り出して、構図を決めてシャッターを切ればそれだけで写真を撮ることができる。咄嗟に撮りたいと思った時に、もっとも頼りになるフィルムカメラだろう。小さいこと、露出を決めさえすれば自動で撮ることができる、というメリットは計り知れない。そして、写真がこんないい加減にとってもいいのというくらいのクオリティできちんと出ることが何よりすばらしい。偶然頼りであっても。
ただ、もちろん限界もある。なんといっても広角であるということ。風景を撮るのにはいいが、やはりこの広角でも撮りきれない風景もある。たとえば、この風景だったら魚眼が欲しくなる。限界を知った上で、ないカメラで撮ることはできない、という当たり前の理由で日常的に利用している。
ただし、現在の興味はどうしても新しく購入したカメラになりがちで、MINOLTA TC-1も結構フィルム入れてから現像までには長い間がかかったりもする。たまに、自分で撮った写真を見返すと、一番多く撮っているし、当然のことのように気に入った写真が多い。つい、いつもありがとうと言いたくなる。
MINOLTA TC-1, FUJIFILM ISO100業記録用カラーフィルム, 現像:桜カメラ |
鳥(おそらくトンビ)が写ってはいるがゴミにしか見えない。 |
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