MINOLTA TC-1を使いだして3ヶ月が過ぎた。
正直なところ、まだ3ヶ月なのかと不思議な気がする。使っていなかった時のことをもう思い出すことができない気もする。まあ、もちろん、ただの感傷からの言い過ぎだけれど。
基本的に無理や努力をせずに、写真を予測はするけれども、あまり意図を込めたりせずに、ただ偶然に頼り、写真旅行などはせずに、日々の暮らしの中であるいは旅行したりどこかに行ったついでに写真を撮るだけ、という暮らしを続けている。意地でも写真旅行などするものか、とかいった積極的な理由ではなく、そこまで写真を趣味としていないだけのことだ。コンパクトカメラで思いつきでぱっと撮るから良いのであって、いちいち大型のカメラを用意したり、重たいカメラバッグを担いだりする気にはまったくならない。もちろん、それは単純に僕の嗜好というだけのことだけれど。
写真を撮る機会は、自転車移動中が多い。徒歩とも自動車での移動ともまた異なった視覚が、独特の切り口を生み出す。
もちろん、腕ではなく、良い写真が仮にあるとしたら、それはすべてカメラとフィルム、そして現像してくれている所の手腕によるのだと思う。3ヶ月、日がな写真を撮り、現像しているので、ある程度結果の予測ができるようになった気がする。まだ、気がするだけだし、確実かというとまったくそんなことはない。
ただ、おもしろそうという予測が100%当たることはないけれど、ある程度確率的によさそうと思える写真を撮ることが可能な気がする場合がある。ただ、現実はきびしい場合も多い。
ようやく、ISOの違いも思い出し(僕がフィルムカメラを昔使っていた時代は、800とかもなかった)、ああ、もっと違ったISOのフィルムを使いたいなあとか思ったりする時もあるのだけれど、貧乏性でもあるので、1本完全に撮り終わるまではそのまま使い続けている。
今後もそういった生活を続けていきたいものだと思っている。ただ、もう1台欲しくなっているのだけれど(おもに異なったISOのフィルムで撮りたいときがあるという理由で)、そこまで写真に入れ込んでいるわけじゃないし、デバイスを購入するとしたら、コンパクトデジタルカメラかiPad Pro 12.9インチ(コミックを読むのに今使っているモデルだとちょっと小さい)が先かなあという気もしている。
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MINOLTA TC-1, FUJICOLOR C200, 現像:カメラのキタムラ萩店。 |