Carl Zeiss Super Ikonta 532/16の初試写だ。
このカメラについては日米欧でそれぞれ違った呼び方をするようだけれど、ここではカメラボディーに凹んで刻印された名称を取った。MXシンクロ接点を装備しているのでおそらく1950年発売のモデルだろう。僕よりも年寄りの6x6中判カメラということになる。なぜか12枚撮れるはずなのに公式に11枚しか撮ることができないモデルだ。
適当に風景を何枚か撮った時の最初の方の1枚だ。まだまだカメラには全然慣れていないが、他のスプリングカメラ同様シャッターを切る前にチャージする必要があるが、距離計が連動しているので最初に僕が使ったことのある中判カメラ、スプリングカメラであるPerkeo IIとかよりも手順は全然少なくはるかに楽に写真を撮ることができた。ただし、最初に日常使いしたのがPerkeo IIなのでそれとつい比較してしまうとでかくて重いとは感じる。もっともそれは、Perkeoが中判カメラとしては異常に小さくて軽すぎるだけでCarl Zeiss Ikonta 532/16も重いというべきではない気もする。ファインダー内は昔のカメラでもあるし経年劣化もあるだろうから、結構狭く暗く感じる。ただし、レンジファインダーの二重像は、十分明るいとは言い難いが実用上は問題ないと感じた。かなり安価に購入したので正直、さほど写真には期待していなかったのだけれど、十分な光量があれば非常にシャープな写りになるようだ。今後も多少の不便を楽しみながら撮る気になる1台となった。
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快晴。北風が冷たく寒い1日だった。午後からカミサンと散歩。向陽小学校から国道へ折れ、セブンイレブンで菓子などを購入した後、板持駅を越えた踏切のあたりから長門深川廃寺跡方向へ歩き、北風を十分堪能してから帰宅した。
Carl Zeiss Super Ikonta 532/16, Tessar 1:2.8 f=80mm, 2023/01/21, f/8 1/125 AF, FUJIFILM PRO 160NS, 現像:桜カメラ |
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