沼か溜池を撮った写真は結構残っている。
ただ、思っている以上に望遠で撮ると逆にあまり代わり映えがしない気がする。樹々の緑、家々、沼の緑、以上、といった感じ。風景を観ている時はおもしろいと思ったのだけれど、写真になったのを冷静に観るとそのおもしろさがなんだったのかがよくわからない。微妙な色味の変化とか、かすかにきらめく水の光だったのか。動きのあるものを僕の腕できっちり表現することは難しいからなあ。
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それなりにデジタルカメラとかで知られているらしいユーチューバーが、フィルムのデジタルカメラによるデータ化をやっていたので流し見たけれど、そんなめんどくさいことやってられるか、としか思わなかった。もちろん、以前からよく知られた方法だ。たまに少数のフィルムを自分でコントロールしたいってことはわからないではない。だが、少数だったら余計に現像所のデータ化ギャンブルに賭けた方が全然マシな気がする。観ていて、なぜか苛立ってきたけれど、それは狭量な縄張り意識とかなんだろうか。それとも、勝手にその人が大してフィルムカメラに興味がない様子なのに、無理にネタ化しているからだろうか。うーん、正直、自分の心なのによくわからない。
僕は自分でコントロールするのが、結構好きではないんだよね。自分の技量を信用していないってこととはまた別に、ブラックボックス的なできあがりも楽しんでいる。正直言って、機材だけではなく技量からして現像所には全然かなわない気がするし。まあ、たまに、モノクロとかでいくらなんでもこれは……的なデータが来た所もないわけじゃないけれど。
Pentacon SIX TL, Carl Zeiss Zonnar 2.8/180, FUJIFILM PRO 160NS, 現像:桜カメラ |
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