2018/07/16

CONTAX G1とそれっぽい青い空となぜフィルムカメラで写真を撮るのか

ある方のツイートを読んでちょっと考えた。

なぜ、今のデジタルカメラ全盛の時代に、わざわざフィルムで写真を撮るのだろう。昨今のデジタルカメラ、いや、スマートフォンのカメラも本当によくできていて、写真のクオリティーということではまったく遜色ないというか、むしろ機種にもよるだろうけれど、勝る場合も多いと思う。

大体、フィルムカメラの場合は、撮ってその場で確認する手段がない。現像から上がってくるまでは失敗かどうかもわからない。デジタルカメラのようにその場で確認して撮り直すといった使い方ができない。何枚も露出や露光を変えて撮るといったこともできないことはないが、一般的にフィルムは有限なのでかなり心を込めて撮る必要がある。また、フィルムの撮影から現像の間までに、様々に失敗する可能性を内包している。単純にうっかり蓋を開けただけで数枚分は駄目になる。

フィルム代、現像代も結構かかる。もちろん、わざわざフィルムを現像してくれるところに行かないといけないか、郵送するしかない。さらに、現像にも場所によるだろうけれど1時間はかかる。

そこまでしてなぜ撮るのかというと、完全に僕個人の場合の話だけれど、そういったことも含めて楽しいから、としか言いようがない。カメラ自体の魅力も含めて。もちろん、カメラが撮らせてくれた偶然のクオリティーの高さとかもある。腕ではなくまったくの偶然に頼った写真のできばえの良さとかってこともあるかもしれない。MINOLTA TC-1とCONTAX G1には本当に感謝しかない。

できていないかもしれないという、ある種の覚悟を込みで撮り続けているだけだ。奇跡の1枚を求めてってわけでもなくて、ただ楽しいから撮り続けている。


CONTAX G1, Biogon 28mm f/2.8 T*, FUJICOLOR C200, 現像:カメラのキタムラ山口バイパス吉敷店。この写真が奇跡の1枚というわけではない。いかにもフィルムカメラで撮りましたって感じの露出を間違えたそんな感じの写真ってわけだ。



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