2021/01/22

GA645Ziと雪と逆光の雑木林

我が家の庭とはとても思えないような情景だ。

1月上旬に降り続いた雪のせいで、それなりに雪が積もった。数日後には解け切っていたけれど。撮影場所は何度かここでも紹介したことのある我が家の板持駅方面へ続く木々に囲まれた小道だ。深い林や森のようにも見えるが、実際はただの雑木林でさほどのこともない。ただ、ほとんど管理されていないだけだ。右手には市営団地まであるが、それはやや濃い林に囲われてまったく見ることができない。我が家は左手奥の方にあり、背後は管理された竹林だ。

黒とも判別のつかない濃い緑色は、このカメラ、そしてPro 160NSというフィルムの賜物なんだろうと思う。こういった写真を僕は意図して撮ることはできない。風景と気候、そしてカメラとフィルムが見せてくれたマジックだと思う。この1枚は偶然が撮らせてくれた個人的にも好きな写真だ。絞り開放で手持ち1/45秒シャッター速度でビシッと撮れているように見えるというのは、僕の技量ではなく偶然の賜物だろう。

こうなってくるとGA645Ziの不調、撮影後、フィルムを送ってくれない、をどうするかということになる。645だけれど手軽に持ち歩く気になって、いつでもどこでも撮る気になる中判カメラはとても貴重だ。

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同じ写真でも見るディスプレイでかなり違った印象になる。たとえば、僕が使っているMacBook Proの外付けディスプレイとiPadでは色味がかなり違う。たとえばここに掲載した写真でもMacBook Proの外付けディスプレイでは黒はかなり黒っぽいが、iPadではやや薄くより緑に寄って見える。MacBook Proの外付け写真で観た方がより雰囲気が感じられる写真だ。透明感は後者の方がより感じる。同じ写真を観ていても、環境によってかなり差があるのだなあと、日頃は忘れているけれど時々実感する。

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雨なため車でカフェ&ポタリー音へ行く。さすがに冬に雨の中自転車で行く元気はない。KONICA HEXARを持っていったが何かを撮ったりはしなかった。

GA645Zi, Super EBC Fujinon 55-90mm F4.5-6.9, 2021/01/07 , 55mm F4.5 1/45 AF, FUJIFILM PRO 160NS, 現像:桜カメラ


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