2018/12/11

MINOLTA TC-1と漁港、とMINOLTA TC-1の魅力

10月下旬に撮った写真だ。

掲載を忘れていた。これらの写真ではさほどMINOLTA TC-1の魅力が出ていない気がする。腕の問題だろう。

場所は仙崎とはいっても先端ではなく付け根の方だ。小さな漁港がある。

 ●

今年の1月からフィルムカメラを使い始めて1年近く経とうしているわけだけれど、過去に写真を撮影した写真を見るにつけ、MINOLTA TC-1って本当に凄いな、という思いを新たにする。

たとえば、YAMPHOTOの第2回「腕じゃないな、カメラだな」 https://yamphoto.blogspot.com/2018/01/blog-post_26.html には、16点の写真を掲載しているけれど、今振り返っても本当にどれも好きだ。タイトルがその時の僕の心情と今の心情をそのまま表している。カメラにさらにのめり込むきっかけになった回であり写真たちだと思う。

冬の日本海(の湾内)の荒れて白波の立った海と桟橋、冬の日の街並み、樹木、柔らかな陽射しの入る店内、雪がちょっと残った坂道、道を歩く人、蔦の葉が枯れたカフェ、海の上をホバリングする鳥などなど、それらすべてが意図なく偶然撮れたものたちだ。今年の10点を選ぶとしたら、1、2点は確実にこの中から選ぶと思う。

僕は基本的に当時も今も何も考えずにひたすら偶然とカメラに頼った写真を撮ることを続けている。もちろん、意図や作為がまったくないわけではないけれど、現状ではそんな思いが強い写真ほどダメダメだ。それはまったくもって僕の技量不足でしかないわけだけれど、ただ、何気なくスナップさせたら本当に凄いカメラだと思う。もちろん、状況とかにもよるし、なんといってもレンズが広角なのでさほどポートレイトとかには向かないとは思う。だが、風景は本当にすばらしいと思う。

こういった写真も意図をもって撮れた方がいいのかもしれないが、今後も僕はまったくもって偶然に頼った写真を取り続けるしかないのだと思う。写真教室とかで習ったこととは全然違うけれども、それが僕の好みなのだからしょうがない。まあ、しょせん、商業写真を撮るわけじゃないんだから好きな道具で好きなように撮って自己満足したいというだけのことかもしれない。SNSとか展示とかで褒められればやっぱり嬉しいけれど、何かのテーマを決められてそれを撮るというのは、僕はまったく楽しくない、ということを確認した。それはもちろん、僕の能力の問題でもあるのだけれど、僕はなんとなくいい加減にカメラに頼って写真を撮りたいだけなのだ。

だからこそ、標準相当レンズ、望遠レンズも欲しくなって、でも色々試してみたら、作為ある作品にはいいけれど偶然に頼った街スナップとかポートレイトには向かないなあということで、ミノルタCLEに興味がいっている。まあ、それよりもα7IIあたりを先に買うべきなのかもしれないけれども。

MINOLTA TC-1, PORTRA 400, 現像:山本写真機店











写真を撮ったのは休日だったので結構子供が釣りをしていたりした。まあ、今の御時世だと子供の許諾だけでは難しいと思うのでなかなか見知らぬ子供の写真をあげるのも難しい。





0 件のコメント:

コメントを投稿

MINOLTA TC-1と風に揺れる木の葉

強風に煽られる家の木々だ。  ぶれているのは手ブレではなく、強風で木の葉が激しく揺れているからだ。ただ、写真にしてしまうとなかなかそれを伝えるのが難しい。動画とかでないとまず無理かもしれない。強風に揺れる様々な木々や草を撮ったのだけれど、案外、おもしろみに欠ける写真となってしまっ...