2021/02/16

PENTAX 67と板持川の水面

なんら特別な写真ではないというのが個人的に好きだ。

少しも特別な風景ではなく、ありふれた風景であり、特別美しい風景でもない。川面というか水面と水の中が雰囲気あるなあと個人的に気に入っただけだ。ある意味で、PENTAX 67を持ち出せば誰でも撮ることができる写真だろう。だが、この瞬間のこの場所の写真は世界中にただの1枚しかないことも確かだ。スマートフォンのカメラ機能で撮るか、といえば、まず撮ることはないだろう。同様に、デジタルカメラで撮るかといえば、気づきもしないかもしれない。ありふれた日常を、美しく切り取ってくれる、リアルというか実際のその場で見えるものとは異なった世界に連れて行ってくれる力が、中判フィルムカメラにはあるのだろう。

梅雨の頃になれば、この板持川はホタルが群れ飛ぶ。本当に近所の人しか知らないことだろうと思う。僕も自転車で夜中に通ることがなければ、まったく気づくことはなかった。このあたりの人たちは夜出歩く習慣はあまりないだろうから、ホタルについて知らない人も結構多い気もする。

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自動児童への読み聞かせで近所の小学校から戻ったカミサンと散歩。下の板持川を林道沿いに上流までさかのぼった。逆光の木漏れ日とかをCONTAX G1、Planar 45mm、FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM 400で何枚も撮った。

PENTAX 67, SMC TAKUMAR 6X7 75mm F4.5, f/8.0, 1/250sec, 2021/01/31 16:07, KODAK PORTRA 400, 現像:桜カメラ

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