見知った風景だからこそ、カメラで切り取ると思いがけず興味深い。
なんてある意味、当たり前の話ではある。東京から越してきてちょうど5年が過ぎた。長門の風景も段々慣れてきて見慣れた愛着のある風景に感じられるようになった。それはもちろん、見慣れた風景だから愛着が湧き愛おしく感じる、という以上の意味はないと思う。どこにでもあるありふれた、そこに住む人にとって以外はまったくどうでもいいような風景だ。僕は子供の頃は海からはるかに離れたところで生まれ育ったので、海が近くにあるというだけで結構ドキドキする。海を観るだけでとても贅沢な気がしてしまう。ちょっとした風景の片隅に、かすかに光る海がとても愛おしい。まあ、漁業したり、ヨットに乗ったりするわけじゃないからこそ、かもしれないけれども。
MINOLTA TC-1, FUJICOLOR C200, 現像:カメラのキタムラ萩店他 |
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