2019/10/04

PENTACON six TLと仙崎の街並み

 以前、BESSA Iで撮った写真と同じ時に撮ったものだ。

BESSA Iもすごいと思ったけれど、PENTACON six TLとSonnar 120mmも本当にその描写と色味はすごいと思う。残念なことに少しコマ被りしているけれども。こういう意図しない写真を撮ることができるので、フィルムカメラというかPENTACON six TLはやめられない。

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小倉の写真も上がってきたのだけれど、やはり人がいると風景というのはいいものだ。人はと一般論にしてはいけないけれども、少なくとも僕は人というか人類の存在そのものに興味があるということなのだろう。明らかに道交法違反だろうけれど道を手を繋いで渡る二人とか、父親の後をついて歩く子供二人とか、それだけで何かドラマがある気がしてくる。

それは、現実という様々な情報に溢れた世界から、枠で切り取ることだけで成り立つ一つの表現なのだろう。子供の頃、僕は写真が時に芸術と言われることにまったくピンとこなかった鈍い子供だったのだけれど、ただ切り取り方、無数の写真の中からどれを選ぶかだけで芸術となりうるのだろうとは思う。まあ、僕には関係のない話だけれど。他者の写真を観ていると本当にそう思う。

PENTACON six TL, Carl Zeiss Sonnar 2.8/180, f/22, 1/250sec., 2019/09/11 14:36, FUJIFILM PRO160NS,  PORTRA 800, 現像:桜カメラ



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