2020/08/16

PENTAX 67と跨線橋の女子高生

斜めっているのは意図的なものではなくあわてて撮ったからである。 

長門市駅の跨線橋を行く高校生たちだ。長門市駅は西側の衰退著しい西側の旧商店街と東側の新興商店街を分断している。乗換駅、終着駅、以前は貨物の積み出し駅でもあったようで、現状では過大で広大な敷地を誇る。いまだに蒸気機関車の給水塔跡が残っていたりする。そんな長門市駅を歩行者と自転車が通り抜けるために跨線橋はある。自転車の乗車したままでの移動は禁止されてはいるが、無視している人達も多い。

何度かここも撮っているが、カメラやレンズによる差異も大きいけれど、人の有無でも当たり前だけれど全然違って見える。

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コンビニエンスストアに寄ることを目的に早朝散歩。GA645Ziを持ち歩いたが、最後、家の近くの小道を撮ったくらいだ。小道はかなり暗くて、木漏れ日くらいしかまっとうなシャッタースピードでは撮ることが難しかった。

僕は意図した写真を撮ることが嫌いだ。考えて撮ることが嫌いだと言い換えても良い。もちろん、まったく何も考えずに撮るということは実質的に不可能だとは思うけれど、作品を意図して構図を決め、場所を決め、カメラやレンズを決めるといったことはしたくない。ただ、偶然に頼った写真を撮ることを好んでいる。もちろん、僕も欲があるのでうまく撮りたいという意識はどうしてもある。しかし、それよりも、ただ、撮るということを目的としている。

正直、自分好みの写真を撮りたいだけだったら、何も今、フィルムカメラを使うメリットはほぼない。フィルムカメラを使うのは、撮るプロセス自体を楽しんでいるからだ。結果が良ければさらに良いというだけのことだ。

PENTAX 67, SMC PENTAX 67 165mm F2.8, f/5.6, 1/60sec, 2020/08/03 13:36, PORTR 400, 現像:桜カメラ

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